文具デスクポーチから、
文具ショルダーへ
文具ショルダーの始まりは、
「机の上で使う文具デスクポーチ」でした。
お気に入りのペンやノートをまとめて、
机の上に置いておく。
ただそれだけで、
書く時間が少し楽しくなる。
ファスナーを開けて、
今日はどのペンを使おうかと眺める時間。
ノートを開いて、
思いついたことを書き留める時間。
そんな、文具好きにとっての
“小さな書斎”のような存在を目指して作ったのが、
文具デスクポーチでした。
きっかけはお客様の声
そこから、お客様からこんなお声をいただきました。
「このまま外に持ち出せたら最高」
「ショルダーになったら毎日使いたい」
その言葉を聞いたとき、
たしかにそうだなと思いました。
机の上にあるお気に入りの文具たちを、
そのまま外へ持ち出せたら。
カフェでも、職場でも、旅先でも、
いつものペンやノートと一緒に過ごせたら。
そこから、文具ショルダーの開発が始まりました。
目指したのは、持ち歩ける書斎

お気に入りの文具がそばにあるだけで、
書く時間の気持ちは少し変わります。
今日はこのペンで書こう。
今日はこのノートと出かけよう。
そんな小さな楽しみがあるだけで、
外に出る時間も少し前向きになる。
使っているときだけではなく、
並んでいる姿を見るだけでも嬉しくなる。
だからこそ、文具ショルダーでは
ただ収納できるだけのバッグにはしたくありませんでした。
大切にしたかったのは、
・A5サイズのノートが入る。
・しまいやすさと取り出しやすさ。
・そして、文具を眺められる美しさ。
持ち歩くためのバッグでありながら、
机に置いたときにも気持ちが上がるものにしたい。
そんな思いで、試作を重ねていきました。
1stサンプルで見えた課題
文具デスクポーチに、そのままショルダーを付ける。
そんな選択肢もありました。
でも、ペンが剥き出しのままだと、大切なペンに傷がついてしまうかもしれない。
文具ショルダーは、
万年筆や大切なペンを安心して持ち歩くためのバッグでもあります。
だから、ペンを美しく見せるだけではなく、
きちんと守れる構造にしたい。
そこで1stサンプルでは、
ペン全体をやさしく覆うフラップを付けることにしました。
フラップを付けることで、
ペンをやさしく守れる形にはなりました。
ただ、使ってみると、
もうひとつ気になる点も出てきました。
移動中に、
フラップが少しずつ開いてきてしまう可能性があること。
そこで次に考えたのが、
マグネットで「パチッ」と留められる構造でした。
開け閉めは簡単に。
でも、持ち歩くときはしっかり固定できる。
そのために、フラップの内側に
マグネットを仕込めないか、職人さんと何度も相談しました。
最初は、
「革の厚みや構造的に、正直かなり難しいですね」
という返答...。
それでも諦めきれず、
縫製の仕方や位置を微妙に変えながら、
何度も試作を重ねることに。
そして2ndサンプルでは、
マグネットを仕込んだ仕様に挑戦することになりました。
2ndサンプルは
マグネット留めに
これによって、
移動中にフラップが勝手に開いてくる不安は、かなり解消。
持ち歩くときはしっかり留まり、
開くときはスムーズに開けられるようになりました。

ペンホルダーは、
1mmの差で使い心地が変わる
ペンホルダーの幅には、かなり悩みました。
この文具ショルダーは、
万年筆を使う方にも喜んでいただきたいと思っています。
特に意識したのは、
モンブラン149やキングプロフィットといった、太軸の万年筆。

そこで3rdサンプルでは、
ペンホルダーの幅をあらためて見直しました。
ほんの数ミリの調整ですが、
この差が、使い心地を大きく変えます。
その結果、
モンブラン149でも引っかかることなく、
スムーズに出し入れできるペンホルダーになりました。
ようやく、
「これなら安心しておすすめできる」
そう思えるところまで来ました。
ノートも小物も、ひとつに整う収納
文具ショルダーは、
ペンだけを持ち歩くためのバッグではありません。
お気に入りのノートや手帳、
付箋、メモ帳、小物類まで、
ひとつにまとめて持ち歩けることを大切にしました。
フロントのペンホルダー横には、
トラベラーズノートのパスポートサイズなどが入るポケットを配置。
その裏側には、
ほぼ日weeksが収まる幅広のポケットをつけました。
トラベラーズノートのレギュラーサイズも入るため、
よく使うノートや手帳を、
ペンと一緒に気持ちよく持ち歩けます。
内装には、
仕切りポケットとファスナーポケットをつけました。
細かな文具や小物を分けて入れられるので、
バッグの中がごちゃつきにくい。
多すぎず、少なすぎず、
ちょうどいい収納です。
そして背面には、
スマートフォンやチケットなどをサッと入れられるポケットを配置。
文具ショルダーバッグ完成!
このバッグです。
お気に入りのペンやノートをひとつにまとめて、
机の上の心地よさを、そのまま外へ。
カフェで書く時間も、
旅先でメモを残す時間も、
いつもの文具がそばにあるだけで少し楽しくなる。
ただ持ち歩くだけではなく、
外出先でも、お気に入りの文具と気持ちよく過ごせるように。
文具好きのための、
持ち歩ける小さな書斎が完成しました。














