
革についたペン跡は消せる?
実際に試してみました
お気に入りの革製品に、ペンの跡がついてしまった。
これは、ショックですよね。
見つけた瞬間、どうにかして消したくなりますが、慌てて対処すると、インクよりも目立つ跡が残ってしまうことがあります。
今回は、革についたボールペンの跡を、どこまで目立たなくできるのか実際に試してみました。
水やアルコールで拭くのはNG
まず、アルコールや除菌シートは使わないでください。
アルコールはインクだけでなく、革に含まれる油分や表面の染料まで落としてしまうことがあります。
その部分だけ色が抜けたり、白っぽくなったりする可能性があります。

水で濡らして拭くのも避けた方が安心です。
インクがにじんで周囲へ広がったり、水染みや色ムラが残ったりすることがあります。
また、指や布で強く擦るのも逆効果です。インクが広がるだけでなく、摩擦によって革の艶や質感まで変わってしまうことがあります。
まずは慌てず、できるだけ触らないことが大切です。
今回使ったのは、ペン型消しゴム
小さなボールペンの跡に今回使ったのは、トンボ鉛筆のペン型消しゴム「MONO zero(モノゼロ)丸型」です。

普通の大きな消しゴムでも擦ることはできますが、インクがついていない部分まで一緒に擦ってしまいます。
革の色や艶が広い範囲で変わる可能性もあるため、ピンポイントで使える細い消しゴムを選びました。
インクの線だけを優しく消す
使い方は、インクの線だけを優しくなぞるように擦っていきます。

紙の文字を消すときのように力を入れず、数回擦ったら一度止めて、状態を確認します。
一度で完全に消そうとすると、革の表面まで傷めてしまいます。
「インクの部分だけを、少しずつ薄くする」
そんなイメージで進めるのがポイントです。
どこまで消えるのか?
実際に試してみると、はっきり見えていた黒い線は、かなり目立たなくなりました。

完全に元通りではなく、よく見ると消した部分がほんの少し薄く見えます。
また、優しく消しゴムで擦っていましたが、そのときにかかった圧の影響か、革が少しへこみ、その跡もわずかに残ってしまいました。

それでも、普段使う距離から見れば、それほど気にならない程度まで目立たなくできました。
まとめ
革は、種類や色、表面の仕上げによって反応が異なります。
広い範囲についたインクや、時間が経って深く染み込んだものは、無理に落とそうとせず、革製品の専門店へ相談するのがおすすめです。
インクがついたときに大切なのは、慌てて水やアルコールを使わないこと。
完全に消すことよりも、革そのものを傷めないことを優先しながら、少しずつ優しく対処してみてください。