文具ショルダー、

最終サンプルが完成しました。

ずっと試作を重ねてきた

「文具ショルダー」

ようやく、最終サンプルが完成しました。


サンプルが届いた瞬間、

「あ、これめっちゃいい…」と自然に声が出てしまって。


正直に言うと、

やっと自分の中で素直に「これがいい」と言える形になりました。


今日は、この文具ショルダーがどういう思考と試行錯誤の末に、

この形にたどり着いたのかを、あらためてお話ししたいと思います。


文具デスクポーチから、

文具ショルダーへ


もともとの始まりは、
「机の上で使う文具デスクポーチ」でした。

👆文具デスクポーチ
(2026年2-3月販売予定です)

お気に入りのペンやノートをまとめて机の上に置いておく。


ただそれだけで、気分が上がる。


そんな“卓上の書斎”のような存在を目指して作ったのが、
文具デスクポーチです。


そこからいただいた、

「このまま外に持ち出せたら最高」
「ショルダーになったら毎日使いたい」

という声。


その言葉が、今回の文具ショルダーの出発点でした。


目指したのは

「持ち歩ける書斎」


お気に入りの文具がそばにあるだけで、

仕事や書く時間の気持ちの入り方って、少し変わりますよね。


好きなペンとノートがあるだけで、

今日はこれで書こう。
今日はこれと一緒に出かけよう。


そんな前向きな気持ちが、自然と湧いてくる。


家のデスクや書斎にある、あの心地よさを、
カフェや旅先でも感じられるように。


その感覚を、そのまま外に連れ出したくて、
この文具ショルダーを作りました。


文具って、不思議な魅力があります。


使っている時だけじゃなく、
並んでいる姿を見るだけで嬉しくなる。


だからこそ今回の文具ショルダーでは、

・しまいやすさ
・取り出しやすさ
・そして“眺めたときの美しさ”


この3つを大切にしながら、
試作品を作っていきました。


1stサンプルを作ってみたが...


文具デスクポーチに、そのままショルダーを付ける。


そんな選択肢もありました。


でも、ペンが剥き出しのままだと、
移動中に傷ついてしまいそうで、どうしても気になって。


そこで、形は大きく変えず、
ペン全体をやさしく覆うフラップを付けてみました。

フラップを付けることで、
ペンをやさしく守れる形にはなりました。


ただ、使ってみると、
もうひとつ気になる点も出てきました。


移動中に、
フラップが少しずつ開いてきてしまう可能性があること。

そこで次に考えたのが、
マグネットで「パチッ」と留められる構造でした。


開け閉めは簡単に。

でも、持ち歩くときはしっかり固定できる。


そのために、フラップの内側に
マグネットを仕込めないか、職人さんと何度も相談しました。


最初は、
「革の厚みや構造的に、正直かなり難しいですね」
という返答...。


それでも諦めきれ理解想があり、
縫製の仕方や位置を微妙に変えながら、
何度も試作を重ねることに。


そして2ndサンプルでは、

マグネットを仕込んだ仕様に挑戦することになりました。


2ndサンプルは

マグネット留めに


2ndサンプルでは、
フラップ部分にマグネット留めを採用しました。

これによって、
移動中にフラップが勝手に開いてくる不安は、かなり解消。


持ち歩くときはしっかり留まり、
開くときはスムーズに開けられる。

「これで、だいぶ良くなったな」

そう感じられる仕上がりでした。


ただ、実際に使ってみると、

フラップが少し短く、

マグネットの留まりにもう一歩、という印象もありました。


そのため、

マグネットの位置やフラップの長さは、

引き続き細かな調整を重ねていきます。


ペンホルダー1mmの差が、

使い心地を変える


ペンホルダーの幅には、かなり悩みました。


この文具ショルダーは、
万年筆を使う方に向けて作っています。


特に意識したのは、
モンブラン149やキングプロフィットといった、
太軸の万年筆

そこで3rdサンプルでは、
ペンホルダーの幅をあらためて見直しました。


ほんの数ミリの調整ですが、
この差が、使い心地を大きく変えます。


その結果、
モンブラン149でも引っかかることなく、
スムーズに出し入れできるペンホルダーになりました。

ようやく、
「これなら安心しておすすめできる」
そう思えるところまで、たどり着きました。


収納ポケットについて


フロントのペンホルダー横には、
トラベラーズノート(パスポートサイズ)などが入るポケットを配置しました。

その裏側には、
ほぼ日weeksが収まる幅広のポケット。

実際に使ってみると、これがまたちょうどいい。


トラベラーズノートのレギュラーサイズも入ります。


ここは、個人的にも

かなりお気に入りのポイントになりました。


内装には、
仕切りポケットとファスナーポケット
をつけました。

細かな文具や小物を分けて入れられるので、

バッグの中がごちゃつきにくい。


多すぎず、少なすぎず、

ちょうどいい収納です。


そして、背面には、サッと使えるポケットをつけました。

スマホなど、すぐに取り出したいものを入れるのにちょうどいい場所です。


どんなものが入る?


内装サイズは 横28.5cm × 高さ17.5cm × マチ10cm。


見た目以上にしっかり容量があります。


そのため、メイン収納には
トラベラーズノート(レギュラーサイズ)
A5サイズの手帳が入ります。

ノートや手帳を入れても、
まだ少し余裕があるサイズ感です。


また、500mlのペットボトルも収納可能。

ただし、ペットボトルを入れる場合は、
ノートは1冊程度までがちょうどいいバランスになります。


文具を中心に持ち歩く日も、
ちょっとした外出のときも。


使い方に合わせて、
無理なく収まる容量を意識しました。


実際に使ってみて


試作が完成して、まずやったのは

お気に入りのペンを並べて、ノートを入れて、しばらく眺めること(笑)

時間が溶ける(笑)


いや、これが本当にたまらないんですよね。


ペンがずらっと並んで、トラベラーズノートが顔をのぞかせる。


見ているだけで、「よし、今日も書くぞ」って気持ちになります。


使ってみて思ったのは、
“文具と出かけるバッグ”という感覚に近いこと。


カフェでも旅先でも、まるで自分の小さな書斎を持ち歩いているような気分になります。


着用イメージ


実際に持ってみると、サイズ感は程よくコンパクト。


ノートや万年筆を入れても重たすぎず、肩にかけたまま街を歩けます。

カフェでノートを開いたり、出張先でメモを書いたり。


いつもの“書く時間”を、少し特別なものにしてくれるバッグです。


これから、

ひとつひとつ仕上げていきます


これから、量産に向けた準備を進めていきます。


販売時期は、3月以降を予定しています。


販売価格や販売日時など、
詳細が決まり次第、あらためてご案内します。


文具ショルダーは、
一つひとつ職人さんの手作業で作っています。


そのため大量生産はできませんが、
心を込めて、丁寧に仕上げていきます。


もう少しだけ、お待ちいただけたら嬉しいです。