革についた傷を目立たなくする方法

自宅でできる簡単ケア

革製品を使っていると、

どうしても避けられないのが小さな傷。


ふとした拍子についた擦り傷や、
光の加減で見える白っぽい跡に、
少しだけ気持ちが沈んでしまうこともありますよね。


でも実は、
そうした傷の多くは 自宅で、しかも簡単に目立たなくすることができます。


まずは、指で擦ってみる


傷がついたとき、
いきなりクリームやオイルを使う必要はありません。


まずは、指でやさしく擦ってみてください。


人の指には、ほんのわずかな皮脂があります。


この自然な油分が、
白っぽく見えている傷に入り込み、
革の表情を少しずつ整えてくれます。


特に、

・表面がうっすら白くなった傷
・浅い擦り傷

こうしたものは、
指で擦るだけで目立たなくなる場合も多いです。

指で擦った後

栃木レザーは、芯通しという染色方法で作られています。


これは、革の表面だけでなく、内側までしっかり色を染み込ませる仕上げのこと。


そのため、擦り傷がついても
中の色が白く浮き出にくく、傷が目立ちにくいのが特徴です。


さらに、革の奥まで油分が入りやすいため、
指で擦って体温と皮脂を与えるだけでも、

表面が整い、傷が自然と馴染んでいきます。


それでも気になる場合は、

革用クリームを


①ブラッシングしてゴミを落とす

まずは、革の表面についた
ホコリや細かなゴミを、やさしく落とします。


柔らかい馬毛ブラシなどで、
力を入れず、サッと撫でるように。


これだけでも、
革本来のツヤが戻り、
傷が目立ちにくくなることがあります。

② レザークリームを塗布する

乾いた柔らかい布に、
直径1cmほどの量のレザークリームを取ります。

傷の周りから、
円を描くようにやさしく塗り込み、
革全体に薄く伸ばしていきましょう。

ポイントは、
一度に塗りすぎないこと。


少しずつ馴染ませていくことで、
革の表情が整い、
傷も自然と目立たなくなっていきます。


おすすめのレザークリームは、

コロニルの

1909シュプリームクリーム

保湿力が高く、
栃木レザーのようなヌメ革にも相性がよいため、
「まず一つ持っておくクリーム」としておすすめです。


仕上げに、

乾いた柔らかい布で軽く拭き上げると、

ツヤが均一になり、

革全体がよりきれいに整います。


傷も含めて、革は育っていく


革は年月を重ねることで、
少しずつ風合いを深めていく素材です。


日々の暮らしの中で触れられ、使われることで、
その時間が自然と表情に現れていきます。


使い方や環境によって、

ひとつひとつ違った表情になっていきます。


ちいさな傷も、

手をかけてあげることでツヤに溶け込み、

少しずつ目立たなくなっていくものがあります。


古くなっていくというより、
エイジング(経年変化)によって
深みが増していくもの、と捉えることもできます。


ときどき手をかけながら、
あとは気負わず、普段どおりに使う。


毎日をともに過ごす中で生まれた傷も、
いつの間にか、その革らしさのひとつに
なっていくのかもしれません。