Bungu Desk Pouch 完成!

机の上に、小さな書斎を。

以前のサンプルよりも大きく進化して、ようやくこの形にたどり着きました。


ご意見をくださった皆さま、本当にありがとうございました。


たくさんの試作と修正を重ね、ついに「文具デスクポーチ」が完成しました。


ここでは、そのこだわりや開発ストーリーを少しご紹介させていただきます。


なぜ、これを作ったのか


今回の「大きめ文具ポーチ」を作ろうと思ったきっかけは、多くのお客様からいただいたお声でした。

「トラベラーズノートのレギュラーサイズが入るポーチが欲しい」


「A5サイズも入るような、今の文具ポーチより大きいサイズを作ってほしい」

そんなリクエストから、このプロジェクトが始まりました。


僕自身が目指したのは、単なる“入れ物”ではありません。


お気に入りの文具をひとつにまとめ、机の上に置いたとき、

その姿を見るだけで気分が上がるような存在。


そういうものを作りたいと思っていました。


「卓上で使える収納」を目指して


外出先に持ち運べるのはもちろんですが、
このポーチの開発では、“机の上で美しく使えること”にフォーカスしました。


書斎やデスクに置いておいても様になる。


自宅や職場でも自分の気分を上げてくれるような。


そんな存在を目指して、2ndサンプル(前回の試作)ができました。

2ndサンプル

サンプルが仕上がりを見た瞬間、正直震えるほどかっこいいと感じました。


革の質感、フォルムのバランス、開いたときの佇まい。

「これだ」と思えるものが、ようやく形になった気がしたんですよね。


ありがたいことに、SNSでもたくさんの反響をいただきました。


「この形、理想です!」「発売が楽しみです」


そんな声に励まされながらも、僕の中ではまだ“完成”とは言えませんでした。


納得がいかなかったポイント


2ndサンプルでは、いくつか改善すべき点が見えてきました。


・ペンホルダーが細く、太軸の万年筆が引っかかってしまう
・フロントポケットが窮屈で、ノートの出し入れがスムーズでない


そして、SNSでご意見を伺ったときに一番多かったのが、


「短めの持ち手が欲しい」


確かに、机の上でも手に取りやすく、
持ち運びにも便利な“短めのハンドル”は必須だと感じました。


ミリ単位の改良を重ねて


ペンホルダーの幅、ポケットの深さ、持ち手の位置。


すべての要素をミリ単位で何度も調整し、
使いやすさとデザインのバランスを突き詰めていきました。


「ペンを出す・しまう」という動作ひとつひとつが、心地よく感じられるように。


そうしてようやく完成したのが、この文具デスクポーチです。

短めのハンドルをつけることで、机の上でも持ち運びでも使いやすい、バランスの取れた形になりました。

モンブラン149やセーラーのキングプロフィットといった大型万年筆もしっかり収納できる設計です


ここからは、そんな「文具デスクポーチ」の特徴とこだわりポイントをご紹介いたします。


機能と収納力


今回のモデルには、文具好きが“日常的に欲しかった”機能を詰め込みました。

お気に入りのペンを

4本収納できる

ペン同士がぶつからないよう、1本ずつ独立して収納可能。


モンブラン149やカスタムURUSHIなどの太軸ペンもしっかり収まります。


「今日はどのペンを使おうかな」


そんな時間まで楽しくしてくれる。


机の上に置いておけば、サッと取り出してすぐに書ける。


使うたびに“自分だけの書斎”を感じられます。

小さなノートを差し込める

フロントポケット

ペンホルダーの横には、メモ帳や小さめのノートを差し込めるポケットを設けました。


さっと取り出して、思いついたアイデアを書き留めたり。


お気に入りのノートを一冊セットしておけば、どこにいても“自分だけの小さな書斎”を広げられます。


書く人のそばに、いつもノートがある安心感を大切にしました。


このポケットの幅は125mm。


トラベラーズノートのパスポートサイズやダイアログノートなどが収納可能です。

フロントには

ワイドポケットも搭載

ペンホルダーの後ろには、幅広のワイドポケットを設けました。


このスペースには、ほぼ日weeksもしっかり収納できます。
(幅220mmまでのノートや手帳に対応)


スリムな手帳を差し込んでおけば、予定の確認やメモが必要なときにも、さっと取り出せる。


「今日の予定を少しだけ書き足そう」


そんな瞬間に、自然と手が伸びる場所にある。


日常の中で、書く時間をすぐに取り戻せるようにデザインしています。

A5手帳も、トラベラーズノートも

すっきり収納

ガバッと大きく開くデザインだから、中身がひと目でわかります。


トラベラーズノート(レギュラーサイズ)はもちろん、ほぼ日カズンなどのA5手帳もすっきり収まるサイズ感です。


「これと、これを持っていこう」


そんな風に選ぶ時間さえ楽しくなる、ゆとりのある収納力。


ガバッと開いて、中身が一目でわかる

ファスナーが側面まで大きく回り込むL字構造にすることで、ガバッと大きく開いて中身が一目で見渡せるデザインに仕上げました。


奥にしまったノートや小物もすぐに取り出せて、机の上でもストレスなく使えます。


マチ幅は約75mmとたっぷり確保しているので、ノートや定規、ペンケースまで一緒に持ち歩けます。


書く道具をすべて整えて、“自分だけの文具セット”を完成させられるポーチです。

整理しやすい仕切りポケット

内側の両サイドには、付箋・シール・消しゴムなどを整理できるポケットを配置。


細々したアイテムをきれいにまとめることで、取り出すたびに気持ちがすっと整います。

「探す」手間がなくなると、書く時間そのものがもっと心地よくなる。


そんな“机の上の快適さ”を、このポケットに込めました。

左右どちらからでも

開けやすいダブルファスナー

ファスナーはダブル仕様で、左右どちらからでも開閉が可能。


机の右側・左側、どちらに置いてもストレスなく使えます。


引き手にはレザータブを採用し、開けるたびに手に馴染む感触を楽しめるようにしました。

短めのハンドルで、

机の上でも持ち歩きでも心地よく

多くのご意見から生まれた、今回の大きな改良ポイント。 


短めのハンドルを加えることで、持ち運びがぐっと快適になりました。


外出のときはサッと掴んで移動でき、机の上では邪魔にならず、静かに佇む。


“持つ”という何気ない動作が、心地よい所作になる。


そんな小さな満足を感じていただけるハンドルです。

さらに、バッグインバッグとしても使いやすいように設計しています。


トートやバックパックの中に収めておいても、必要なときにハンドルを掴んでサッと取り出せる。


机の上から、仕事場、外出先のカフェまで。


どこでも“自分の書斎”を持ち歩けるように仕立てました。


サイズ


サイズは 横幅270mm × 高さ170mm × マチ幅75mm。


見た目以上の収納力がありながら、

重さはわずか 約415g。


机の上ではしっかり自立し、持ち運びの際も負担になりません。


机の上に似合う相棒へ


このポーチは、外で使うだけでなく、「机の上で使って絵になる」ことを意識してデザインしています。


たとえば、仕事の合間に手帳を開くとき。


お気に入りのペンとノートが整然と並んでいるだけで、不思議と心が落ち着く瞬間があります。


忙しい日々の中でも、書くことで心を整える時間をそっと支えてくれる存在。


文具デスクポーチは、そんな静かな時間をつくるための相棒になってくれたら嬉しいです。


最後に


この「文具デスクポーチ」は、お気に入りの文具と過ごす時間を、もっと心地よくしたい。


そんな想いから生まれました。


机の上で整う美しさ。

お気に入りのペンを眺めるたびに感じる、高揚感。


ひとつのポーチが、書く時間を少し特別なものにしてくれる。


その瞬間を思い描きながら、細部まで丁寧に作り込みました。

本当は、完成した今すぐにでも皆さんにお届けしたい気持ちでいっぱいですが、まだ量産には至っておりません。


来月より製作をスタートし、

販売は 1〜2月頃 を予定しています。


価格や発売日などの詳細が決まり次第、改めてご案内いたします。


この「文具デスクポーチ」は、

お客様からいただいた声やアイデアをもとに、少しずつ形になっていきました。


まさに、皆さんと一緒に作り上げたひとつの作品だと思っています。


ご意見いただいた皆さん、本当にありがとうございました。


お手元で実際に使っていただける日を、心から楽しみにして、製作に励んで参ります。