育てる真鍮のペン
サクラクラフトラボ001
日常の中で使うものの中には、時とともに風合いが変わり、より愛着が湧くものがあります。
サクラクラフトラボ001は、まさにそんな一本。
真鍮製のボディが使うほどに味わいを増し、自分だけの一本へと育っていく。
単なる筆記具ではなく、持ち主とともに時を刻む存在です。
今回は、この魅力的なペンについて、そのデザインや使い心地、変化の楽しみ方を紹介します。
サクラクラフトラボとは?
サクラクラフトラボは、サクラクレパスが展開する特別な筆記具ブランドです。
その中でも「001」は、真鍮製のボディと滑らかな書き心地が特徴のボールペン。
無垢の真鍮が使われており、時間とともに変化することで、使い手ごとに異なる表情を見せるのが最大の魅力。
新品の時の輝きも美しいですが、使い込むほどに深みが増し、手に馴染んでいく感覚がたまりません。
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開封の儀
お迎えした筆記具の箱を開封するときの、あの心躍る瞬間はたまらないですよね。
深みのあるマットなグリーンブラウンに、シンプルな「SAKURA craft.lab」 の文字がゴールドで刻まれ、ここからもうお洒落。
2
風格のある真鍮ボディ
このペンを初めて手にした時、まず感じるのはその真鍮の輝きと重厚感。
一般的なプラスチック製のボールペンとは異なり、金属ならではの適度な重さがあります。
表面は磨き上げられた真鍮とアクリルの掛け合わせのシンプルなデザイン。
余計な装飾を省いた高級感のある美しさが際立ちます。

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時と共に育つ真鍮
このペンの最大の特徴は、使い込むほどに変化する真鍮の風合い。
新品の状態ではピカピカに輝くゴールドですが、空気に触れることで酸化し、少しずつアンティークのような味わい深い色合いに変わっていきます。
この変化は、使い手のライフスタイルや使い方によって異なるため、一人ひとり異なる表情を見せるのが面白いポイント。
日々の筆記の積み重ねで、このペンを育てていくことが楽しめます。
真鍮の経年変化
ロールペンケースの真鍮製のボタン。
(左:新品, 右:18ヶ月使用)
時が経つとアンティークのような風合いへと経年変化していく。
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天冠にも真鍮
ダイアルを回すとペン先が出る

回転繰り出し機構の動作もスムーズで、細部にまでこだわりを感じる作りです。
書き心地は?

「ガッシリした重厚感のある書き心地」
真鍮の重みが程よい筆圧を生み出してくれるため、余計な力を入れずに筆記が可能です。
重量があるので素早く書くのは少し不向きかなと感じました。
丁寧にゆっくり書きたい方にはおすすめです。
気になった点
見た目は書き心地は凄く良いのですが、真鍮製のため、手に金属の匂いがつきます。
金属の匂いが苦手という方はご注意ください。
こんな人におすすめ
サクラクラフトラボ001は、ただ「書ければいい」という人よりも、
"愛着のあるペンで書くことを楽しみたい"人にこそおすすめの一本です。
・経年変化を楽しめるアイテムが好きな人
・シンプルで洗練されたデザインの筆記具を探している人
・ギフトとして特別な一本を贈りたい人
このペンは、使い手の手の中で時間とともに変わるため、「一緒に過ごした時間」が刻まれる。
まるでお気に入りの革小物やヴィンテージの家具のように、育てていく楽しみを味わえます。
まとめ
このペンと共に時を重ねる
サクラクラフトラボ001は、使い込むほどに味わいを増す “育てるペン”。
真鍮のボディは時間と共に表情を変え、自分だけの風合いへと成長していきます。
その変化が心地よく、 毎日使うほど愛着が増していく一本です。
最初の輝きも美しいけれど、 深まる渋みもまた格別ですよね。
「どんな風に育っていくのか」
「このペンとともに、どんな物語を書いていこう?」
そんな気持ちで、これからもこのペンと共に書き続けながら楽しんでいこうと思います。