革の個性について

&Liebeでは、天然皮革を使ってペンケースや手帳カバー、バッグを作っています。


革の表面には、小さなシワや色の濃淡、筋のような模様が見られることがあります。


はじめて見ると、傷や色ムラのように感じるかもしれません。

でもその多くは、天然皮革ならではの表情です。


革は、動物が生きてきた時間を含んだ素材です。

育った環境や部位によって、一枚一枚に違いがあります。


同じものがひとつとしてないこと。

それも、革製品の魅力のひとつだと思っています。


今回は、そんな天然皮革に見られる主な特徴について、ご紹介します。

【 シボ 】

シボとは、革の表面に見られる細かな凹凸模様のことです。


均一に見えるものもあれば、大きめに出るもの、小さく繊細に出るものもあり、表情はさまざまです。


同じ革でも部位によって出方が異なるため、一点ごとに少しずつ印象が変わります。


シボは、革らしい豊かな表情を感じられる特徴のひとつです。

染めムラ

染めムラとは、革の表面に見られる色の濃淡のことです。


天然皮革は部位ごとに繊維の密度や質感が異なるため、染料の入り方にも差が生まれます。


そのため、ひとつの革の中でも色が均一ではなく、わずかな濃淡が見られることがあります。


こうした自然な色の違いも、天然皮革ならではの味わいです。

血筋

血筋とは、動物の皮膚の下を通っていた血管の跡が、革の表面に筋のように現れたものです。


細い線のように見えることが多く、まっすぐなものや、枝分かれしたように見えるものもあります。


人工素材にはない、天然皮革ならではの個性のひとつです。


自然の痕跡がそのまま残っていることも、本革の魅力だと考えています。

トラ

トラとは、首や肩など、よく動く部位に見られるシワ模様のことです。


まるで波のように入る筋やシワが特徴で、革によって出方は異なります。


一見すると傷のように見えることもありますが、これは生きていた証として現れる自然な表情です。


革らしい豊かな個性を感じられる特徴のひとつです。

バラキズ

バラキズとは、動物が生きていたときについた小さな擦れや傷跡のことです。


草木に触れたり、体をこすったりすることで自然にできたもので、革になったあともその痕跡が残ることがあります。


大きく目立つものや使用に影響するものは避けていますが、小さなものは天然素材ならではの個性として残る場合があります。


ひとつとして同じものがない、本革らしい表情のひとつです。

【 ピンホール 】

ピンホールとは、毛穴の跡が小さな点のように見えるものです。


天然皮革では、表面にこうした細かな点が見られることがあります。


特にナチュラルな仕上げの革では、このような表情が比較的わかりやすく現れることがあります。


とても小さなものですが、革がもともと持っていた自然な表情のひとつです。

【 ホクロ 】

ホクロとは、革の表面に見られる小さな黒い点や色の濃い斑点のことです。


もともとの皮膚にあった色素の名残で、天然皮革ではまれに見られることがあります。


これも人工的に作られたものではなく、自然に生まれた個性です。


一点ごとの違いを感じられる、天然素材ならではの特徴のひとつです。


こうした表情は、一見すると傷やムラのように見えるかもしれません。

ですが、どれも天然皮革だからこそ見られる個性です。


ひとつとして同じものがないこと。

その違いも含めて、革の魅力として楽しんでいただけたら嬉しいです。