大きめ文具ポーチを作っています!

このたび、トラベラーズノート(レギュラーサイズ)がすっきり収まる「大きめ文具ポーチ」の2ndサンプルができました。


ただ完成したものをご紹介するだけでなく、製作の過程そのものを皆さんと一緒に楽しんでもらえたらと思い、このブログを書いています。


なぜ、作っているのか?


今回の「大きめ文具ポーチ」を作ろうと思ったきっかけは、たくさんのお客様からいただいた声でした。


「トラベラーズノートのレギュラーサイズが入るポーチが欲しい」


「A5サイズも入るような、今の文具ポーチより大きいサイズを作ってほしい」


そんなリクエストから始まったのが、この大きめ文具ポーチです。


僕自身が目指したのは、単なる入れ物ではありません。


お気に入りの文具をひとつにまとめられて、机の上に置いたときに眺めるだけで気分が上がるもの。


そんな想いを込めて、この大きめ文具ポーチの開発をスタートしました。


この形に至るまで


これまでの文具ポーチは、程よくコンパクトな作りで、トラベラーズノート(レギュラーサイズ)やA5サイズのノートを収納するには心もとない大きさでした。

現在の文具ポーチ


「じゃあ大きく作ればいいのでは?」


と単純に拡大してみたこともありましたが、それでは不格好になってしまい、文具ポーチ本来の美しさが損なわれてしまう。


そんなに単純な話ではありませんでした。

👆

ん?なんか違いません...?


実際、1ヶ月くらいは「どのデザインも美しくない…もう無理かもしれない」と思うほど迷走していました。


試作を眺めては首をかしげ、また別のアイデアを描いては没にして…そんな繰り返しの日々。


そんなとき、ふとネットでガジェットポーチを見ていたら「これだ!」と閃いたんです。


“バッグ”ではなく“卓上で使える収納”にフォーカスすればいい。


机の上や書斎に置いておいても様になり、眺めるだけで気分が上がる。


そんな存在を目指して、2ndサンプルを仕上げました。


機能と収納力


今回のサンプルには、文具好きが日常的に欲しかった機能を詰め込みました。


・フロント部分には、お気に入りのペンを4本収納できるペンホルダー。

大切なペン同士がぶつからず、1本ずつ独立して収まるので安心です。


書斎での保管はもちろん、傷つけずに持ち運べます。

・その横には、小さめのノートを入れられるポケット。

さっと差し込んでおけば、アイデアを書き留めたいときや、旅先の記録を残したいときにもすぐに取り出せます。


お気に入りの小さなノートをセットしておけば、自分だけの「ミニ書斎」をどこでも広げられる感覚です。

・A5手帳も、トラベラーズノートも。

ガバッと開いて、すぐに取り出せる収納力。

ガバッと大きく開くから、中身がひと目でわかる。


トラベラーズノートのレギュラーサイズも、ほぼ日カズン(A5手帳)もすっきり収まります。


マチ幅は75mmとたっぷり確保しているので、大容量。


さらに内側両サイドには、付箋やシール、消しゴムなどの小物を整理できる仕切りポケットも備え、収納力と機能性を両立させました。

・左右どちらからでも開けやすい、ダブルファスナー。

ファスナーはダブル仕様で、左右どちらからでも開閉できる設計。 


引き手にはレザータブを採用し、使いやすさと見た目の統一感を両立しました。


ちょうどいい“大人の文具サイズ感”


サイズは 横250mm × 高さ170mm × マチ75mm


大きすぎず、かといって小さすぎない。


机の上に置いても邪魔にならない絶妙なサイズ感です。


収納力は十分でありながら、見た目はすっきり。


文具好きの「欲しい」が詰まったサイズになりました。


皆さまからのご意見に感謝


今回、このポーチについてインスタやX(旧Twitter)、公式LINE、メルマガなどでお声を募ったところ、本当にたくさんのご意見をいただきました。


本当にありがとうございます!!

読ませていただく中で「なるほど、確かにそうだな」と頷くことばかりで、皆さんのリアルな使用シーンを想像しながらワクワクしていました。


特に多かったご意見は以下の通りです。


・「短めの持ち手が欲しい」


・「トラベラーズノートのレギュラーやパスポートが一緒に収まるのが嬉しい」


・「持ち歩きというよりは、机の上メインで使いたい」


・「バッグインバッグとして使えると便利」


・「外に持ち出すときにペンがむき出しなのは少し不安。フラップで覆えると安心」


こうした“リアルな声”は、ものづくりをしている僕にとって本当に有り難いです。


何より一緒にモノづくりをしている感覚になるので、楽しいです。


3rdサンプルの方向性


いただいたご意見をもとに、3rdサンプルは「ショルダーバッグ」ではなく、

あくまで “デスクの上で安心して使える文具ポーチ” を軸に開発を進めることにしました。


また、

「バッグインバッグとして使いたい」

「ちょっとだけ持ち歩きたい」

という声も多かったため、短めの持ち手を上部に追加する予定です。


正面から見たときには、そこまで目立たないようにしつつ、必要なときにサッと持ち歩ける仕様にします。

机の上では大切なペンやノートを美しく並べ、自分の気分を上げてくれる。


外ではバッグインバッグとして機能し、必要に応じてハンドルで持ち歩ける。


そんな二面性をもった“相棒”を目指して、次の試作に進めていきます。


ショルダーバッグのご要望について


さらに多かったご要望のひとつが、**「フラップをつけたショルダーバッグが欲しい」**という声。


この点についても「確かに便利そうだな」と感じています。


そこで、別プロジェクトとして一度サンプルを作ってみようと思います。

サイズ感は「大きめ文具ポーチ」と同じくらいをベースにしながら、真ん中にマグネットを仕込み、フラップで覆う仕様にするイメージです。


中身をしっかり守りながら、見た目はすっきりとシンプルに。


普段から僕はこうしてノートにラフスケッチを描き、


「ペンやノートを入れたときにどう見えるか」

「どのようにしたら使いやすいか」


そんなことを想像しながらデザインを練っています。


完成までにはまだ試作を重ねる必要がありますが、皆さんからいただいた声をカタチにしていけるように励んでいきます。


一緒にものづくりをしたい!


僕にとって皆さんからいただくご意見やアイデアは


「どんなシーンで文具を使っているんだろう?」

「どんなときに不便を感じているんだろう?」


そんなことを想像するきっかけであり、それが僕がものづくりを続けられる一番のモチベーションになっています。


販売した後のご意見やレビューは、毎回ほんとにドキドキします。


「実際に使ってみてどうなんだろう…」と不安になることも、正直めっちゃあります。


だからこそ、自分の中で何度も考え、皆さんの意見を聞きながら、心から納得できるものを届けたい。

高い買い物だということは十分にわかっています。


Amazonを探せばもっと安いものはいくらでもありますし。


でも僕が目指しているのは、買い替え前提のものではなく、ずっと使いたくなるもの。


使うたびに愛着が深まって、「やっぱりこれでよかった」と思えるような存在です。


完成したものをただ届けるだけじゃなく、こうして一緒に「育てていく」プロセスそのものが、アンドリーベのものづくりの醍醐味だと思っています。


一緒に「これだ!」と思えるものを形にしていきましょう。


今後について


次の3rdサンプルが完成しましたら、また写真とともに共有させていただきます。


皆さんに「これだ!」と思っていただけるような仕上がりを目指し、引き続き全力で取り組んでいきます。


まだ細かな改良が必要な段階ではありますが、ひとつひとつ丁寧に詰めていくことで、心から「良い」と思える形にたどり着きたいと考えています。


販売は年明けになる見込みです。


そのときに胸を張って自信持ってお届けできるように、これからも改良を重ねていきますので、どうぞ楽しみにお待ちいただければ幸いです。